この時期、うちのあたりでは次年度のPTAの希望を聞くお便りが配られるのが恒例だけど、今年も早速きてた。
どこもどういう時期なのか、必ず今頃ネットや新聞でもPTAのあり方について話題になるなあと、ここ数年思うように。
ちなみに我が子は昨年中学生になったけど、PTAは有無を言わさず全員加入。
というか、参加するかどうかも聞いてこないし、何の係りをするのかだけ第3希望までアンケートがとられて、年度初めにどこかへ振り分けられるシステム。
役割も基本全員が参加することになっていて、入らないという選択肢無し。
本来任意加入のはずなんですけどね~。
そういう理不尽な仕組みであっても子どものためと思って我慢して入っている保護者が多数でしょう、多分。
今年は、未加入の保護者のお子さんに記念品が配られなかったという話題を目にしたけれど、似たようなことで大変だった話をちょうど聞いたばっかりで、年度末にいろいろ考えさせられたな。
担任の先生への贈り物をどうするのかで揉めた件
ネットで話題だったのは、PTA未加入で子供が卒業時の記念品をもらうことが出来ずに、さみしい思いをしたという内容だったと思うけど、基本的には本来児童生徒に不利益があってはならないという決まりだったような記憶が。
会費払ってないんだから実費でとか、払ってないんだから貰えないのは当然という意見もわからなくもないけど、本来は差別区別をしてはいけないわけ。
ただ、未加入者が大半になってきた場合、加入者の会費ですべてをまかなうことは難しいし、そうなると、会費を払わずとも貰えるんだという風潮になっても不公平になるので、そうなったら、記念品贈呈そのものを見直さなければならないのも現実としてある。
払ってる身からしたら腹立たしいのもわかるよね。
PTA会費ではないのだけど。
我が子のクラスメイトの保護者が、下の子のクラスで今年度、卒対をやったそうで。
その学年に卒業関連の積立費を払っていない保護者がいたそう。
いわゆる生保対象の方。
そのこと自体はいろんな事情があるので仕方ない。
本人に最低限必要なアルバムやロゼット以外のお金は出せないとのことで、それも仕方ないだろうと卒対ママたちは思っていたという。
予算を組む段階で先生に渡すお花と記念品を計上、一人当たりの金額をわりだして各保護者当てに送付したところ、本来67人で割るはずのものが、結局負担できない方がいるということで、66人で負担することになったというお知らせにクレームが。
もともと積立を出来ていないその保護者が、必要な物にはお金を何とか捻出して出せたけど、先生に渡すものは負担できないのでなんとか残りの保護者で…という話に、不公平だと言う方が出てきてすごく揉めたと言っていました。
1人当たりの負担としては300円にもならないそうだけど、積立金もあまると返金されるので、負担が少なければ返金も多くなるということもあるしね。
私が卒対やった話
先生に贈り物をするかどうかまでの議論になって、結局、なんとか意見をされた方にも納得してもらって、つつがなく前年通り、花と贈り物はできたようですが、役員の皆さんがすごーく疲弊されててお気の毒だった。
積立出来ていない人の事情も、実際は噂で皆に知られているけれど(田舎の嫌なところ!)、それを話して納得してもらうのは個人情報の問題にかかわるから話せないし、理由がうやむやのまま、何故少ない人数で負担することになるのかと説明を求められるしで、もう二度と卒対はやりたくないと言っていた。
不公平は嫌だけど、排除もしたくない
金額とか、負担できない方がたった1人とか、私ならそのくらい全然いいよと言ってしまうかも(傲慢だけどさ)。
だって、単純計算しても負担できない方の肩代わり分が一保護者あたり5円いかないくらいだよ!
と言ったら、大半の人は同意してくれたけど、一部やはり納得されるまで時間がかかったとのこと。
どっちの気持ちもわかるから、いい落としどころが見つかれば良かったけど、結局は少数意見の方が我慢をするという形に。
この場合、もらう側ではないのと、金額が小さいのとで最終的には納得いただけたようだけども。
PTAからのお祝いっていう子ども(各家庭)がもらう立場になった場合、会費を払ってもいないのにってなるんだろね
他の家庭の分まで何故負担しなきゃならないのかっていうね。
でも、私は排除は良くないと思う派。
理由は、子どもには落ち度がないから。
会費を払わずPTAに入らないのも、お祝いを配るのも大人の事情でしょ?
大人間のごちゃごちゃを、自分で選択していない子どもに押し付けるのは違うと思うから、1人だけお祝いをもらえなかったっていうのは意地悪にしか思えない。
つまり、負担をしている側の大人が、負担をしていない大人に、子どもを使って見せしめに意地悪している構図に見える。
子どもが不憫。
PTAを退会している人が1人でもいるなら、お祝いなんか渡さなきゃいいし、どうしても慣例上お祝いを渡したいなら、子どもに不快感を与えない工夫をするしかない。
教育や学校行事に尽力してくれた各保護者あてに贈るとかね。
学校に通わせて卒業させたのは親ですもん。
親も頑張ったからね。
それだと、もらえないのは払っていない親の事情なので、子どもが何ももらえないより余程公平なのではないのかな? と思う。
角の立たない配り方とかまでは、今思いつかないけど(笑)
PTAとか、解体しても問題ないと思う
私も含め、保護者はもしPTAから退会したら自分の子どもが不利益を被るのじゃないかと思っている。
実際、幼稚園の時は劇の配役を決めるのに保護者会で頑張っていた親の子から、目立つ役をもらっていたりしたし。
不利益というほどではないけど、親の頑張りと子の能力は違うだろと思うし、こんなところにも忖度とかあるんだねと、がっかりしたよね。
何かしら、そういう不公平なことが起きるのがPTAとか保護者会だし、長年やってきてわかっている現実なのに、いつまで同じことを繰り返すんだと、効率の悪いことを極力省きたい私なんかは、
一回、全部やめちまえ!
と思うのですが、これもまた難しい問題みたいだよね。
県だの全国だの、団体が上にあるから、いち学校のPTAですら解体するのがなかなか難しいし、周りの様子を伺って行動する気質の強い日本人だから、自分だけ退会するのも目立つし嫌だ。
子どもを無事に学校へ通わせて卒業させたい保護者からしたら、PTAという組織はある意味子どもを人質にとっているように感じてしまう。
試しにやめちゃって、どんな不便があるのかを見直してみるといいと思う。
どうしても必要な仕事だけにしぼったら、先生も保護者も負担が減ると思うけど。
ベルマークをつける企業も減ってるというよね。
花壇整備とか子どもたちでやったらいいし、自分たちの学校の環境整備は自分たちでさ。
芋を植えたり、朝がおを観察したりするのと一緒だって。
文化祭も自分たちで企画、発注や帳簿付けなんかしたら、経済活動を学ぶいい機会になる。
コロナ禍になってから、学校で親が調理して食堂開いてとかやらなくてもなんとかなるってわかったんだから、弁当やお菓子を子どもたちが発注して近所のお店の人と関わってみるといい。
値引き交渉とかさ、その方がよっぽど社会勉強。
前も書いたけど、会費は払ってもいい。
PTA会費という名目ではなく、子どもに使うための名目で全保護者から。
払えない、払わない保護者もいるだろうけどそんなに多くはないだろうし、払わない人が多くなったら、また考え直せばいい。
子どもたちのよりよい学校生活のために使ってもらうなら何の不満もないよ。
ただし、使うならその学校に通うすべての児童生徒のためにお願い。
だって、その子たちが大きくなったら税金を払ってくれて、老いた私たちをサポートしてくれるんだから。
日本の未来のためにも、子どもへの投資は出来る範囲でいいからしていかないとね。
PTA会費払ったからその分返してねって言う人なんかいないでしょ?
最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。
コメント