PTA解散が増えている? 卒対をやってみて感じたこと①

 

 

急に担任の先生から電話がきたのは、子どもが5年生の3学期終わり。

そろそろ、次年度の役員を決めなければならないのに、アンケートをとってもまとまらない、つまりやる人に偏りが出て、どうしても決まらない仕事がある、と。

それは、卒対。
正式には「卒業対策委員会」。
子どもの卒業関連についての仕事ですね。

各学校によってやることは違うでしょうけれど、大半の保護者はこれをやるのは避けたいと思うものらしい。

私だって、担任からの電話に必死に抵抗したけど。
とにかくやってくれる人がいないんですー、なんとかやってくれませんかねー。
このくり返し。

夕飯の支度をしている最中の電話、主婦は忙しいんですよ、だから、だれも引き受けてくれないのでは?とイライラしはじめて。
早く電話を切りたいあまり、「いいです、もうやります!」と言ってしまったんだよね~。
短気は損気、子どもの頃母に言われたけど、ほんとそれ。

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卒対でやらなければならなかったこと

 

うちの子の学校では例年やることとして、

花束の手配
祝い菓子の手配
記念品の手配
名札の手配
卒業を祝う会の手配
積立て金の返金作業

こんな感じでしょうか。

ただ、コロナ禍だったこともあり前年も祝う会はなかったので、4月の集まりで早々に先生から祝う会はやめましょうとのお話があり、内心ヤッター(笑)

多分、この祝う会を仕切るのが役員を引き受けるのを一番嫌がる原因だと思う。
だって卒対やる親って、前準備ももちろんのこと、卒業式が終わると早々に祝う会の会場へ向かって準備をするんですって、例年は。
自分の子どもの卒業式にも満足に浸る間もなく、みんなのために準備。

そりゃ、嫌ですよ。

多分ですが、ニュアンスからして先生方も別に祝う会に出なくてもいいと長年思っているみたいに感じたのは私だけかしら。
祝う気持ちがないわけではなく、おそらく、激務なのに卒業式の準備、さらに終わって片付けもせずに会へ出席。
担任を持っていなければ、なおさら。
週が明けてからまだ在校生も登校するし、学校の片付けなどをしなくてはいけないし、式が終わったらさっさと片付けて、先生も帰りたいでしょうよ。

だけど今回は物の手配だけで良かったので、楽は楽だったのです、が。

まあ、やってみてわかったことがいろいろありました。

こまかい配慮が必要で、無駄なことが多い印象

 

まず、物によっては学年の全保護者にアンケートを取って、結果をとりまとめたり、調整したりが必要だった。
役員が勝手に決めてもいいってことじゃないみたい。
でも、全員の意見を反映できるわけもないので、一部文句も聞こえてたよね。

物の手配だけと言っても実際は係りの人が学校とも連絡を取りつつ、よきタイミングで発注し、お金を学校に取りに行き、支払いをし、領収書をもらい、品を期日までに届けてもらう、という行程をこなさなければならないわけ。

花束などは、できるだけ卒業式当日か早くても前日に受け取って学校へ持っていき指定された場所に置かなければならないし。

お菓子も、届けてくれるお店もあれば取りに来てくださいというお店もあり、どんなものにするのか行って注文し、お金を払いに行き、当日までに取りに行って、と少なくとも3回はお店に足を運ぶことになるし、当然学校へ運び入れなければならない。

車社会の田舎町。
ガソリン代、出ないんだけどね。

うちの子たちの祝い菓子はこういうプリントクッキーにしました。

今回初耳だったのは、学校はお金を払いに行ったりできないということ。
いや、学校によるのかもしれないけど、私たちはお金のことは勝手にできませんので、と。でも、PTAの「T」ってティーチャーの「T」じゃないの?
PTA会費って先生も払ってるし、勝手には困るけど、一部やってくれても誰も何も言わないと思うよ?

卒対、やって良かったかのかと聞かれれば…

 

結論として、

やらなきゃよかったとまでは思わない
でも2度とやりたくはない

これが正直なところです。

やらなきゃよかったとまでは思わない理由としては。
役員になったメンバーがたまたまいい方ばかりでやりやすかったので、世の中の人が言う程卒対も嫌な仕事ではなかったという点。
みんな大人の対応が出来る方ばかりで(自分も入れちゃった笑)、もめることなく何事もさくさく進んだというのはまあまあ良かった。

2度とやりたくない理由としては、ボランティアにしては強制的に時間をとられる点。
PTAなんて任意のボランティア団体なんですよ、元々。
ボランティアって自分が出来る時に出来ることをするものではないのか、って。
ほぼほぼ強制的に加入させられ、子どものためだからと言い含められ、会費もとられるのに、やることは無駄な事が多い。

共働きも増えたし、暇な人なんてそうそういない。
なのに、集まりに出席するのは父子家庭ではない限りほぼ母親。
家のことだって、自分の子どものことだって、仕事だって、とにかく忙しい日々なのに、なぜ、このPTAの仕事を追加されなきゃならないの?! と1年間ずっと思ってたよね。

集まりが多くて、有休を使うまではいかなかったけど、子どもの夕飯や宿題を見てやるとか、子どものためと言う割に自分ちの子どもを犠牲にしてやらざるを得ないこともあるし。

とにかく、まだまだ言いたいことはあるので②へ続きます(笑)

最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。

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