政府が訂正したり、識者がいろいろ試算してみたりコメントしてみたり、一時期ニュースでも毎日取り上げられていた、老後2000万円不足ショック。
額が額だけに、騒然となったよね…。
給料もさほど上がるわけでもないのに、消費税10%導入を控えて、お金にシビアになっているところへもって、さらに2000万円の不足!
でも、これ、明らかに人それぞれだよね?
老後とは何歳からなのか
年金は厚生年金か国民年金か
共働きだったのか
住んでいる場所の物価はどうなのか
などなど、個人や家庭で全然違ってくるのに、2000万円っていう数字だけ一人歩き。
今だって、全員が同じレベルで生活しているわけじゃないのにね。
やみくもに不安をあおらず、教育して欲しい
2000万円がどれだけ大きい額かはわかるけど、現実的じゃない額だとも思う私はもしかしたら、将来をあまり深く考えていないお気楽主婦なのかもしれない。
でも、このニュースを見てやたらと不安をあおる感じの検証とか、はっきり言って、いる?
そんなことより、今からでもいい。
お金のことについてのあれこれを学ぶ機会を、学校でも授業に取り入れて欲しいと思う。
税金だのなんだのと国民からお金を取る時だけはとてもしつこく手際もいいのに、いざ年金等を受け取る時などは、自分から調べて申請しないうちは全然教えてもくれないって、何?
個人的にはプログラミングの授業より大切と思う。
というのも。
子どもがおこづかいを持って買い物に行くようになって。
お友達同士、おこづかいを持っておやつを買いに行ったりジュースを買ったりと、本格的に経済活動するようになったわけです。
まあ、各家庭によって金額も使い方も違う違う。
そうなると出てくるんです。
○○さんのうちは、おこづかい月△△円だって。
今日、××さんは○○円もおこづかいを持ってきて使ってた。
などなど、人の家と比べていろいろ話題にもなっているのでしょう。
ここら辺までのお金の教育を親がするのは当たり前だと思うけれど、それはあくまでその家の基準。
そこから先の、将来自分が働き始めてからのお金のしくみについて教えられる親って、そんなにはいないと思うのです。
だって、自分たちだって教えられてきてないんだから。
自分から知ろうしなかったの?
って、よく言う人がいますけど、そんなことがあることすら気づかないままってこともあるでしょう?
知らないことを調べようと思うのは、知らないことに出会って初めて出来ることだし。
生活レベルの差は仕方ない事だけど、世の中のお金の仕組みを知ることで、差を縮めることは頑張れば可能だということ、これは平等に学ばせて欲しいなと思うわけです。
私なんか、子どもと一緒にここからです!
少しだけ先を見据えながら今を生きるしかない
家を建てる時に固定金利と変動金利、どちらにしますか? などと聞かれて、すぐに理解して選べますか?
うちは、変動金利がどう変わっていくかの予測が出来ないので、迷わず固定金利を選択。
ただ、3年や5年という短い期間で借り換えをしていく方向で考えて、今は借り換え2回目、10年固定で返済中です。
この場合、銀行へ行く前に調べてから借りればいいのかもしれません。
でも、細かい計算はともかく、システムとしてこういうことがあるということを学校で習っていないので、いざ利用しようという時になって慌ててしまうのが、ほとんどじゃないかな。
それも、雑誌の特集なんかで読んで初めて知るとか。
相談先の銀行で、難しい言葉で説明されて焦るとか。
そういうことになる前に、子どものうちからきっかけを与えておくのが、本当の教育なんじゃないかなと、2000万円不足問題が出た時に思ったのです。
だから、今うちも困惑しています。
だって、まずは子どもの教育にお金がかかるわけで。
親が知識を得ないと、子どもも結局親の二の舞になりそうだから、お金の教育もしないといけないとか、老後の心配までしていられないのが正直なところですよね。
いくら節約や片付けを頑張っても、そこで2000万円をうみだすほどの効果はないのです。
でも、もちろん続けますよ、続けますけど。
少しだけ先のために貯蓄をしながら、今現在を過ごしていくしかないんじゃないかな、という結論しか今は出せないなあ。
2000万円不足と聞いてもね。
その時の身の丈にあった暮らしができるように
老後、毎月使えるお金がどのくらいか。
年金をどのくらい受け取れるか試算していても、その時がくるまでわからないじゃないですか。
ただ、老後と言われる時期になって、それまでと同じようには暮らせないとなると、ある程度のあきらめは必要になってくるんだろうなということは頭の片隅に置いておきたいですね。
今までの暮らしからレベルを下げたくないというなら、それを目標に頑張るしかないし、いろいろ考えを巡らせてみても、やっぱり人それぞれじゃないのかなあと、2000万円不足騒動については思うのでした。
騒いでいるのはテレビの中だけで、市井の人々は案外、冷静に考えているような気もするけどね。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。
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