固定資産税が下がった! 嬉しいけど、家屋の評価も下がったということ

 

うちは、いわゆる庭つき一戸建て。
親の家を建て替えての2世帯で同居です。

先日、固定資産税支払いの通知が届きました。

土地の持ち主は義父、家はオットとなっているので、うちは上物の分だけ払うわけですが。
なんと今年は、その額が少し減額されていました!

新築で建ててから十数年、最初の3年くらいは優遇措置で今よりも少なく払っていたのですが、それから今までは1円も変わらず。
それが、今年度は昨年度より年間5700円も下がったのです。

やっぱり、建物が劣化していくから価値としては下がるよね~と思っていたら、そんなに単純な話でもないようで。

お恥ずかしいことですが、こういう税金のことなどには本当に疎いので、調べても100%理解できるかはわかりませんが、いい機会なので興味のある部分だけ、少し調べてみました。

 

スポンサーリンク

固定資産税の評価は3年ごとに見直している

 

固定資産税は、持っている土地や建物にかかる税金。
この税金は1月1日に課税が決まるのだそう。
この日に不動産を持っていると、仮に次の日に売ってしまっていても税金を払わなければなりません。
通知はだいたい4月や5月にくるので、実際は手放していて持っていないもののために払うということですね。

でも、あれか。
逆に言うと、1月2日に不動産を買うとその年度は固定資産税を払わなくてもいいってことになるのか。
一応、覚えておこう(笑)

で、土地・建物については3年度ごとに評価の見直しをしています。
一旦決まれば、3年間は同じ金額を払わなければならないわけです。
今年度は、その見直しの時期なのです。

基本的には、全国どこでも計算方法は同じ。
国が決めた評価額と経年劣化の分の補正率を掛けて計算するということだけど、難しすぎてよくわかりません(-_-;)

基準になるものがあってそれに基づいて計算されているということなのでしょう。
その評価は見直し時点での「再建築したとして建築費はいくらかかるのか」などを基準に考えるので、例えば

前年よりとてつもなく建築費(材料などですね)が上がっている

などのことがあると、古くなってガタがきているに違いないのにずっと固定資産税の金額が変わらないということもあるのです。

建築費が上がることによって払う税額が上がらない(変わらない)のは、見直し時点で例え前の見直し時より上がっていても、納税者の負担を考えて金額を据え置くことになっているから、ということらしい。
ありがたいと言えばありがたい話。

うちは、最初の3年は別にして、見直しても見直してもここ十数年は下がることがなかったというわけか…。
でも、ここから下がることはあっても、上がることはないということですよね?
ということは、今年度から5700円節約できることに!

5700円って、結構大きいですよ。

 

いずれ、土地分の固定資産税も払うことになるでしょう

 

義父が、万が一他界して(縁起でもありませんが)うちのオットが土地を相続した場合、その分も固定資産税を払っていかなければならないわけです。

土地は、劣化することはないので納税額が下がるということはないようですが、その前に相続税とかかかるのでは?
大した広さでもないので、おそろしく高額になることはないと思いますが、そこも考えると今回減額になった5700円も積み立てしていくくらいの気持ちでいないといけないかも。

納税は義務だし大切だけど、もっと一般の人にもわかりやすい言葉で教えてくれればいいのにと思うのは私だけ?
子どもの世代には学校でみっちりとお金や税金のシステムについて教えて欲しいものです。
だって、情けないかな親も教えられないもので。
子どものために買っておいたお金の本、そろそろ本棚に出しておこうかな。

 

さて話はそれましたが、うちの土地の固定資産税っていくらぐらいなのか義父に聞いてみました。
通知書を見せてもらったら、びっくり。

や、安い…。

田舎の土地だからでしょうか。
土地の固定資産税は、「路線価」というものを基準にして決まるとか。

「路線価」とは、国が決めた基準で市町村が道路につけた価格のことで、その道路沿いの土地の1平方メートルあたりの値段のこと。
これも3年ごとの見直しだということです。

うちの土地の固定資産税は安いけれど、今回家屋の固定資産税で減額された分よりは高い。
やっぱり、お金が浮いたと思って油断しないで、昨年度と同じ金額を積み立てしておけばいざという時になってあわてずに済みそうですね。

いや、縁起でもない話ですが。

 

固定資産税が下がるということは、家の価値も下がったということ

 

単純に税金が下がるのは嬉しいけど、家もその分劣化していっているということだから、喜んでばかりもいられないのです。

売って引っ越す予定もないですが、もしそうなっても価値が下がっているということ、修理しないといけないところがこれから続々出てくるということ。

持ち家って、年をとってから自分の居場所を確実に確保できているけれど、お金がなければ維持していくのが大変。

まだローンを払っていることを思えば、買っただけ建てただけでは済まないのが、家。
ローンを払いながらもあそこが壊れただのそこを直すだの、やっと払い終わったとしても、家はどんどん古くなっていって、なのに税金はゼロにはならないのが現実です。

古くなればなるほど、メンテナンスも多くなってくるのでそれにもお金はかかってきます。
そんなオンボロになっても、資産として価値がなくなってしまっても土地や家を持っている間は、固定資産税を払い続けなければならないのです。

家の評価額は、最初の評価額の2割程度までしか下がらないことになっているからです。
極端に言うと、100年たっても200年たってもその家がある限り最低限2割くらいは払ってもらいますよってことなんですね。

家の構造によるみたいですが、木造だとだいたい25~6年くらいで最低の額になることに。
うちだと、あと10年ちょっとの間は徐々に減額されていくのを楽しめる(?)というわけですね。
下がっていくのは気持ち的にやっぱり嬉しい(笑)

今年度も、頑張って固定資産税を払っていかないと!

最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。

 

 

コメント